立山黒部アルペンルートは立山駅(富山県側)と扇沢駅(長野県)でつながった世界有数の山岳観光ルートです。
標高3,000m級の峰々が連なる北アルプスを貫いており、総距離37.2km、最大高低差は1,975mの長距離。
かなりの距離のため、すべてのルートをまわるには片道で数7~8時間はかかります。
今回はこの立山黒部アルペンルートの扇沢から室堂までを観光してきました。
この記事では、立山黒部アルペンルートについて
・アクセス
・見どころ
・所要時間
などについてまとめました
アクセス
立山黒部アルペンルートへは、出発する県により出発地点が変わります。
富山県側から行く場合:立山駅を目指す(立山ICから35分、富山ICから40分)
長野県側から行く場合:扇沢駅を目指す。(安曇野ICから1時間)
今回私たちは長野県大町市にある「扇沢駅」まで車で行き立山黒部アルペンルートへ向かいました。

扇沢駅から黒部ダムまで

ここからは立山黒部アルペンルートの道のりなどを私が撮影した写真でご案内します。
扇沢駅には立山黒部アルペンルートの交通ガイドがありました。

また、観光の標準時間も。

扇沢駅(長野県)から立山駅(富山県側)まで行くと片道だけで約7~8時間もかかるようです。
今回私たちは立山黒部アルペンルートの中の扇沢駅(長野県)からほぼ中間地点の室堂まで行くことにしました。
まずは扇沢駅から黒部ダムへ向かいます。
扇沢駅から黒部ダムまでは電気バスに乗車します。乗車時間は約16分ですが金額は大人一人往復で3,200円(小人は1,600円)です。なかなかのお値段・・

乗車時間はたった16分なので、タイミングがあえば扇沢駅から黒部ダムまでは比較的すぐに到着します。
黒部ダムの駅からは階段をのぼり・・

地下道を歩き・・

外に出ると黒部ダムがありました!

ダムというだけあってかなり広いです。観光地化もされているので展望台もありますね。

そして景色はとてもきれい。青色の水面と自然いっぱいの森林と青空が一緒になるととても絵になります。

とにかく大きいので、仕事をされる方はダムの中も船で移動するようです。

ダムの中心も徒歩で向かうことができます。

ダムに展望台もありました。

黒部ダムの模型も

ダムというイメージからもっと工業的なものを想像していましたが、自然の中にありすごくきれいな場所でした。
ある程度満喫したら次の場所へ移動します。時間がないので・・
次の黒部平まではケーブルカーで向かいます。ケーブルカーの駅も黒部ダムから見えますね。

黒部湖から黒部平まで
黒部平に向かうには、黒部湖という駅から乗車します。
ややこしいですが、黒部湖は黒部ダムのある駅です。
電気バスの場合、黒部ダム駅。ケーブルカーの場合黒部湖駅となるようですね。
ケーブルカーの乗車時間は約5分というこちらも短時間ですが金額は大人一人往復で2,080円(小人は1,040円)です。
乗り場も地下にあります。

立山黒部アルペンルートを山の図とともに説明してくれる絵がありました。

駅の改札を入り、ケーブルカー乗り場へ向かいます。

ケーブルカー・・・
えっ

めちゃめちゃ急じゃないですか!!

こんなに斜めになっているケーブルカー初めて乗ります。
結構揺れるので、乗っている間も手すりにつかまっていたほうが安心です。

停車時に大きく揺れるので・・

なかなか乗れる機会のない斜めケーブルカー、結構おもしろかったです。
ケーブルカーに乗って約5分、あっという間につきました!

黒部平から大観峰まで
次の大観峰まではロープウェイで向かいます。
乗車時間は約7分。金額は大人一人往復で3,060円(小人は1,530円)です。

20分毎くらいに次のロープウェイが来るので、待機時間はそこまではないかも。
ロープウェイが来ました!なかなか不便な場所、かつ労力のいる立山黒部アルペンルートですが、やはり人気の観光地なので乗っている人も多いです。

しゅっぱーつ!!

反対側のロープウェイは人があまりいませんでした。この時間(午前中)に扇沢駅方面に行く人は少ないのかな?

乗車時間約7分、大観峰が見えてきました。

大観峰から室堂まで
最終目的地である室堂までは立山トンネル電気バスで向かいます。
約10分の乗車時間で金額は大人一人往復で3,960円(小人は1,980円)です。このあたりになってくると交通費を払いすぎて、安いのだか高いのだかわからなくなってきます。。でもこれだけの山奥の交通機関、維持費は相当なものになるんだろうなと思います。

ぶれてしまいました。。
バスに揺られること約10分、着きました!!

室堂は毎年4月から5月に見れる高さ20m、500mの雪の壁が見れるので、このバスターミナルから向かうのかなぁなんて・・残念ながら今の時期は雪の壁が見れないので、またいつか見に来てみたいです。
室堂観光
室堂は立山黒部アルペンルートの最高地点、標高約2450mに位置しています。
扇沢駅付近はそこまで寒くありませんでしたが、さすがに標高約2450mにもなると雪が積もっていました。

舗装された雪の道をゆったり歩く際も空気がおいしかったです。

そして今回の一番の目当てはこのみくりが池!

幸い天気にも恵まれたので、水面に雲や山が映る様子は感動でした。
また、ところどころに椅子があったので、池を見ながらゆっくり休憩もできましたよ。
レストラン立山
立山黒部アルペンルートを移動するにはかなりの長距離なので、一度は食事を取ることが必要になるかなと思います。
途中の大観峰には売店、黒部平にも売店とレストランはあるようですが、今回私たちは室堂ターミナルにある「レストラン立山」にてご飯を食べました。
こちらのレストラン立山、「クイックメニューで提供」を売りにしているようです。バスやロープウェイの乗り継ぎ時間の合間に急いで食べられるのはうれしいですね。
自分は白エビから揚げを注文しました。(1,400円)

クイックメニューと言われても、エビもほかほかでどれもとてもおいしかったですよ。
目的の室堂も満喫したので、扇沢駅へ戻ります・・
帰りはまたこれまでの道のりをさかのぼっていくので、なかなかしんどいところ・・

まとめ
立山黒部アルペンルート(扇沢から室堂まで)の訪問記事でした。

交通費は、扇沢から室堂まで一人往復12,300円でした・・!
所要時間は往復で10時から15時までの約5時間。思っていたより早く帰ってこれましたが、帰りのことを考えて少し急ぎめに観光する必要があったのが少し残念だったかなと思います。
総距離37.2kmもある立山黒部アルペンルート、移動は大変なので体力も必要ですが、自然いっぱいの中にある黒部ダムやみくりが池など美しい景色も盛りだくさんなので、行く価値は絶対にあります!
立山黒部アルペンルート、おすすめです!